2011/05/23

セロー250 2600kmほどレビュー

とりあえず慣らしが終わり、四国スーパー林道や近所の山などオフは勿論、通勤や町中、峠や高速など一通り乗れたのでザックリとレビュー。
  1. カッコイイリアルツリー
    迷彩なのでものすごいとけ込み感なんですが、やはり初見のインパクトはすごいものがあります。そもそもバイクは単色、あって痛車かヴァイナルという中全部変な模様ってのはやはりすごいです。
  2. 粘るエンジンに絶妙のギヤ比
    3000rpmも回していれば車の流れは楽勝なエンジンに、オフ下りで活躍できる1、オフ常時2速入れっぱなしでトラクションバツグン。町中渋滞から巡航までこなす3、市街地から巡航、高速加速などで4、動き出したらとりあえず5に入れておけば50km/hから高速まで楽勝という的確なギヤ比で実質オートマ状態と言えます。特にオフは2に入れっぱなしでスーパー林道制覇できるのは非常に楽。1に入れると簡単にスピンするくらいで、3に入れるとそれはそれで速度は出るがスピンするという状況です。
  3. オンタイヤに比べたら当然グリップするがどうも微妙なTW301/2
    ユリシーズで行ったときは、ほぼ二輪二足徐行以外では確実にダイブする勢いでしたが、そこは腐ってもオフタイヤ。40km/h巡航くらいは割とまあいけるんですが、ちょっと路面が悪かったりハッチャケるとさすがに全くどうにもなりません。空気圧結構下げても微妙です。オンロードでは存外にグリップするのでいいですが、さすがに雨は弱いです。IRCのGP31/2当たりにリプレイスするか、セロー最強の謳い文句で有名なTR011 Touristへの変更を考えています。
  4. 安心なリアチューブレス。しかしパンク修理は実質不可能か...
    リアがチューブレスなんでパンク修理剤でアッサリ直せる...と思いきや、ブロックタイヤはどうもそうあっさりと直せないようです。運が良ければ直せるという気持ちでいればよさそうです。Fはチューブなんで特訓予定。そうそうパンクしないとは思いますが。
  5. しなやかなフロントフォーク、堅すぎるリア。
    これは設定してないだけなんですが、リアがこれ絶対2人用だろっていうくらいプリロードかかってます。真っ先に弛めるべきですが、結構めんどくさいのでほったらかしです。買ったらすぐイジったほうがよさそうです。
  6. スタンディングポジションなノーマル。ステップラバー入れると普通
    シートの前の方が窮屈なのはどうにもなりませんが、ステップの高さが標準だとスタンディングで丁度良いくらいの位置で困るんですが、ステップラバー入れると普通のバイクっぽくなります。オフ行くときに外すといちいち調整せんでいいので楽です。
  7. 意外にない社外パーツ
    セローみたいな人気車種ならよりどりみどり!だと思ったらビューエルのほうがアルかも知れないというレベル。実質ワイズギヤくらいしかありませんね...
  8. オンロード雑感
    上記のギヤ比により、サックリ4000rpm(Diagモードで確認)くらいで5速まで投げてそのまま走って、交差点や信号などの注意が必要な場所で4または3に落としておくだけでいいというイージードライブ。ブレーキも握りこんでもロックしないのでオンタイヤに履き替えるメリットをあまり感じず。オフ行かないならXT-X買いますし。しかしTouristやGPやD603に変えてどうなるかは未知。高速道路は100km/hで思った以上に安定してるので不安無し。強風にだけ注意か。
  9. オフロード雑感
    TWは空気圧抜いても余り良くならない。空気。しかしダートならオンタイヤと比べると勿論雲泥です。ガレやゲロはレースタイヤ履いて、どうぞとなるのはこれはもう仕方ないですが、GPとかTouristでどう化けるかが楽しみではあります。それまではTWで練習します...
  10. ツーリング耐性
    300km5時間くらいでケツから何か生まれそうになります。ステップが高いというかシートが低いというかで、足が良い位置にくるリア周りに座ると、そこが異常に薄いのが原因だと思われます...フロントは割とふかふかですが、足の角度が微妙になります。かといってアンコ盛りしすぎるとセローのよさである二輪二足が失われるというジレンマが...リアだけ盛るという方向はアリかもしれません。そのうち。積載は48Lとサイドバッグが限界か。Touratech付けたらもう車体が破綻すると思いますのでロンツーは行かない方向にしています。風防はオフで邪魔にならない絶妙なサイズですが、若干低いので、Touratechのアタッチ風防を付ける予定。
  11. メンテはめんどくさい
    FI+配線ゴタゴタな為開ける気がしません。しかしナビの電源は取らないといけませんねえ。正直プラグも変えたくないレベル。
  12. スコットオイラーはAISから取れそう
    チェーンドライブバイクの鬼門チェーン注油の強い味方であるスコットオイラー。とりあえず兄弟車のYBR250の取り付け図からサービスマニュアルを見て考えたところ、インテークからAISに繋がるバキュームとかいう線を分岐、またはAISキャンセルで負圧は取れると思います。そのうちTDMからもいで試します。eSystemはさすがに予算が...
とまあダラダラと書いてみました。思った以上に良いバイク!メインバイクの次の選定にも大きな影響を与えることになりそうです。

2011/05/15

Shit happens...

 さて、今日は日吉までデグナーのチャリティミーティングに行ってきました。ほとんど終わりかけでしたがまあツーリングということで。

そして、帰りの舞鶴若狭道でなんか排気音がおかしい。最初下でパワーが出ないからプラグがかぶって片肺にでもなってるのかと思いきや、その割には異常なアフターファイアが出てたりヌケはいいけど音がものすごいバラバラいう。これはまさか...

ということで料金所降りて確認してみたらマフラーもバンドも無事。まあそりゃ新品交換してさすがにすぐはないよねーやっぱかぶって...というにはあまりにもあんまりな爆音が。良く見たらエキパイの集合部分(のリア側)がモゲてましたとさ... エキパイまで新品になりそうな予感。


RemusのEU-Roadlegalと適当なエキパイで許してください...純正無くなるとマジ走れなくなるんですよ...

2011/05/08

近況報告

いろいろあって筆が止まってしまったのでざっくりと近況を書いてみようと思う。バイクの話題しかありませんが。

  1. ビューエルの長期間修理+生涯初の北海道ツーリング中止
    件のマフラー周りのダメージがかなり酷く、結局GWには間に合ったもののほぼ2ヶ月くらいバイクにのれない日々が続いた生涯でも経験の無い長期修理に、この未曾有の大災害。そして故障が震災前だったので、地震があっても無くても直るか予想付かなかったので北海道はキャンセルせざるを得ず。気分はいやがおうにも暗くなるというものです。修理関係の顛末はおいおい書きます。熱田神宮にて
  2. セロー250 25周年モデルを購入。
    ビューエルがないのでYBRで...となるも、125で超長距離や長時間は根本的に辛い上に、YBRはステップがかなり前なんで腰へのダメージが甚大。そして道中の自動車専用道が使えなく非常に不便(例えば西に行くのに姫路バイパス使えないのはメチャ辛いですよね...)

    そこで大規模な整備にかかる資金と北海道資金などを使って、125を250のオフに乗り換えてしまおうと妄想してバイク屋見てたら、なんとセロー250の25周年モデル、所謂Realtreeが置いてあるじゃありませんか。求めよさらば与えられん。天啓だと受け取り購入することにしました。

    まあこういう時期だからこそ金を動かした方が良いというのもありますが残念ながら100%私欲ですすいません。 ちなみに4/1に契約して買ったよ!といって誰も信じない状態になりました。わざとですがね。同化しすぎ
  3. 今回を契機に乗り方を考える
    ユリは非常にファンなバイクなのはいいのですが、2年で32000km近く乗ると、想定寿命の10万まであっという間に到達してしまいます。幸い維持費自体はさほどでもないんですが、ややこしい機構のバイクではあるので、保障がある今はいいんですが、切れた後の事を考えるとこんなヘビーな使い方してたら金がいくらあっても足りません。そもそもメーカもなくなりますし。

    ということで、通勤用をツーリングも出来るバイクにリプレイスして、ロンツーオンリーにしてしまうほうがいろいろと良いような感じです。もちろんただ適当なバイクにするんでなく、どうせならかねてからの夢であった林道アタックが出来るバイクということで250オフになりました。修理で預かりが長くてもヒマせずに済みますし。
  4. 予想以上に楽しいセロー
    KLXFIを試乗してすごいスッカスカだなぁ、まー250だしこんなもんかと思ってて、それに比べて遙かに低い馬力や重い環境規制で骨を抜かれたとよく言われてたので気になってたんですが、YBRの排気量の割にパワフルなエンジンで感じていたとおり、トルク重視のエンジン設計と、究極の"強制開閉キャブレター"とも言うべきインジェクションの恩恵を受けて、スロットルレスポンスがものすごいいい上にアクセルや回転を全然上げずに走れるのはすばらしいの一言。

    もちろん腐っても250。アクセルを全開にすれば逮捕されるくらいの速度は割と楽々出るのでこれは予想外の一言。アイドリングで押して移動できるレベルの超低回転の粘りも完璧です。
  5. 試されるオフロード:四国スーパー林道
    早速行くのは80km超の弩級未舗装路と言われる四国は剣山スーパー林道。諸事情あって途中から60kmほど乗りましたがこれはキツい。たかだか3時間のほぼノンストップ走行でバイクはともかく体が付いてこないだらしなさ。ちょっと鍛えないといけないですなこりゃ。setsはこちら
    入り口で準備中
  6.  ECMSPYでチューン
    とりあえず定番であるAFV固定+騒音規制系の点火カット削除+ファン回転温度下げをやってみました。前々から不満のあった5000rpm強制レブリミットが完全になくなりAFV固定も相まって加速が危険な領域に突入しています。これはいい!エンジン半バラOHと相まって恐るべき回転のスムーズになっています。

    そしてファンですが困った問題が。どうやらエンジン温度=右足の熱さではないようで、走行後の220度(ファンonから+10度)でも熱くなければ、走行後停止後再起動時の180度(停止温度-10)でも熱すぎてタマらんときが多々あります。どうやら走行風や走行時間、再起動など様々な関係が大きい模様。そもそもエンジン掛けて速攻で200度以上になりますし、さすがに数分でフレームまでキンキンに熱くなるはずもないというわけです。

    しかしまあファン回しっぱなしならそれはそれでok...と思いきや、ファンシュラウドのせいで下に出た熱風が巻き返しで足に当たって熱い熱い。高速道路クラスの道では止まるような温度設定が必要と分かり、ちょっと検討が必要です。
とまあ、山あり谷ありでしたが、これからもバイクに乗り続けたいと思うfJであった...